豊田市中根町 S様邸

5月20日建前をしました。構造材・柱、東濃桧、吉野桧 桁梁東濃桧(産地証明書付) 丸太は岐阜県産の日本松。
小屋丸太は中桁一本通し、梁丸太一本通し、「隅梁丸太も入っています。
プレカットではなかなか出来ませんよ。」構造見学会を開催しますので、職人が創る家ってどういう風かなぁと興味がある方、ぜひご来場してください。
見学会開催日は後日掲載します。 ◇三代目の独り言◇ 自分への戒めのため、自宅の和室に篭り、神様とご先祖様をお参りして、鴨居、付け鴨居、長押、廻り子、の取り付けを見て自分の未熟な昔の腕前を見て初心を思い出しています。

外観
外観
現代和風の家です。立派なキリヨケと、玄関ひさしがポイントで、落ち着いています。長い年月が経っても飽きのこない作りです。
リビング
リビング
天井は日本松現し杉板打ち、火打ちもおしゃれに杉板で囲いました。
リビング
リビング
天井は日本松現し杉板打ち、火打ちもおしゃれに杉板で囲いました。
和室
和室
天井は竿天井です。襖の縦横桟は杉の無垢です。黒は古い感じがしてどうも嫌い。
2階リビング対面キッチン
2階リビング対面キッチン
腰板杉、天井杉赤身の板、壁左官仕上げです。
玄関ホール
玄関ホール
無垢の小縁、框、床板、腰板桧、無垢の杉建具、壁左官仕上げ、(荒壁は外周と各部屋間仕切り部分です。ですから壁面すべてです。)
玄関ホール
玄関ホール
大工手創りの下駄箱です。僕の自信作です。
中廊下
中廊下
正面建具はトイレの折り戸です。最近建具の明り取り部分はガラスは危険ですので、アクリルを使用しています。

◇三代目の独り言◇
先日、某TV番組で岡崎市の石工さんを取り上げてみえました。その方は、神社の狛犬を何十年と制作されていて、「自分が死んでから評価される。」「手作りである以上同じものは二度とない。」と言われていました。
さすが職人ですね。大量生産という名の下に家まで大量生産されている。職人の技術が必要とされないのは悲しいです。日本人は、文化をなくしてしまったのかな? 新しい物好きで、上辺ばかり、ない物ねだり。外国の町並みが美しいのは、そこの国と、そこの国の文化を、そこの国の人が愛しているからこそですよ。
以前、建前後の現場を外国人の方が本当に珍しそうに現場写真と、記念写真を撮っていかれました。ちょっと照れました。

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