A市の家 通し柱刻み

通し柱の木取りを行います。製材所からラフ製材の物が届くので私たち職人が木目木肌を見ながら、そして反りや曲がりの癖を取るため墨打ちしていきます。この材は三河の桧になります、隠れてしまう場所に立つので節がありますがこの節は生き節と言って、赤くとても綺麗な特一等柱です。へ八の大黒柱の根の年輪を数えると大体80年以上経っているいるのが分かります。この歳月は二代三代前の木になります実際私たちがお施主様に届ける金額には木自体の価格は含まれていません木はタダです、それでは木に価格が付くのはなぜでしょう、林道整備、伐採、山から搬出、製材一度引き 乾燥(天然乾燥、低温乾燥、高温乾燥の三種類の乾燥方法のどれか) 製材二度引き モルダー加工(使用寸法へのカンナ掛け)山の所有者への謝礼、運搬、こんなに工程があってもそれほど高価ではないものです。自分では不可能ですね。それにしても目が細かくいい柱です。

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